なにが人々をアップルへ引き込むのか
今となってはアップルの10年がどれほどすごかったか忘れがちである。
iPod の発売が2001年。同時多発テロとドットコムバブルの崩壊の後だった。
そして、iPhone、iPadと世界最強のデバイスが次々と発売されていった。
そして、向こう10年もこれと同じペースを保ち続けて成長するだろう。
もはや、アップルの製品に太刀打ちできるものがこれから生まれるのかと疑問に思うこともある。
なぜ、スマートフォンとしては高額なiPhoneに人々は魅了されてしまうのか?
それは、人間がぜいたく品を欲しがる習性にあるからだ。
ジョブズはそれを分かっている。
大半の人間は人と違うということを好む。より、高価なものを持ち、高価なもので溢れかえった生活に憧れを感じる。
あなたもきっとそうだろう。
だからiPhone X などのような高価なものでも大量に売れるのだ。
アップルは、人々が欲しがっているものをワンランク上の品質で提供する。
それは、全ての分野に通じることであり、効率化を図った企業などでは忘れがちなことである。
そして何よりアップルの製品は美しい。
アップルはビジネス界でとうてい無理だと言われてきた目標、すなわち低コストの製品をプレミア価格で売ることに成功した。
そして、アップルは歴史上最も利益の大きな企業となった。