天才医師 大圃研
今日は内視鏡のゴッドハンドと言われている
大圃医師についてです。
彼の仕事は内視鏡を使い患者を治療すること。
これまで内視鏡は、体の内部を見るものとして使われたきたことが大半だったんですね。
しかし、大圃医師はこの内視鏡をがん手術に使っているんです。
その名も
ESD 内視鏡的粘膜下層剥離術
食道や胃、大腸の壁は粘膜層、粘膜下層、筋層という3つの層からできていますが、がんは最も内側の層である粘膜層から発生するため、早期がんの中でもさらに早期の病変に対して、胃カメラや大腸カメラで消化管の内腔から粘膜層を含めた粘膜下層までを剥離し、病変を一括切除するという治療法です。
電気メスや止血電流を使いがんの摘出を行うわけですね。
なぜESDが注目されているのかと言いますと、
圧倒的な速さと患者への負担の少なさが挙げられます。
大圃医師は普通の医師が一週間かけて行うような手術も場合にもよりますが、30分ほどで行ってしまうほどのすごい方なんです。
大圃医師いわく、
きちんと患者さんの手術を行うのは大前提として、その次に必要なのはスピードだ
ということです。
大圃医師は大学卒業後、大学病院には残らず独学で内視鏡の使い方をマスターします。自分が行った手術のビデオテープを何回も見直して気づいたら朝だったなんてことがたびたびあったそうです。
本当に努力してこられたのでしょうね。
人材育成にも力をかけておられてとても凄い方だと思います。
医療がもっと進んでいくといいですね。